チェリーだより

運動不足が原因?!

 

 「かんしゃくがひどい」「じっとしていられない」「行動に時間がかかる」「お友だちとあそべない」・・・こんな様子があると「発達障害??」と思われるかもしれませんが、もしかしたら“運動不足”が引き起こしている状態かもしれません。

 現代の生活様式は、昔と大きく変わりました。交通手段が発達し、電化製品などの便利な道具が開発されたことで、歩くことや身体を動かす機会がぐっと減ってしまいました。大人には便利な社会ですが、子どもにとっては、発達が促される機会が少なくなったと言えます。子どもの遊びも、昔は近所の子どもたちが外で自由に遊んでいましたが、今は遊ぶ場所が限られていたり、テレビやゲーム機での遊びが増えたりして、身体を動かす遊びが減ってしまっているのです。

 この運動不足が、子どもの自律神経やボディイメージ、姿勢や器用さといった大切な機能を育ちにくくさせていると言われています。自律神経が育つと、気持ちや体調のコントロールが上手になります。ボディイメージや姿勢、器用さは、さまざまな行動の土台となるもので、集中力や意欲、物事の上達などに関わってくる機能です。

 学校に入ってから、学習や運動がうまくいかない、朝起きられなくて学校に行けない、気持ちがコントロールできなくてトラブルを起こす、などで困らないためにも、小さいうちから親子でたくさん身体を動かしましょう。お手伝いを一緒にしてもらうこともおススメです。お風呂掃除、雪はき、荷物を運ぶ、洗濯を干す、etc.ちょっとしたことでも毎日しているといい運動になります。お手伝いをしたらたくさん褒めてあげると、自己肯定感もアップしますね。
(参考図書:『凸凹子どもがメキメキ伸びるついでプログラム』)


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