チェリーだより

「おかえり」の一言で

「ただいま」「おかえり」
 何気ない日常の一こまですよね。「外から帰ってきたら『ただいま』でしょ!」と、よく子供の頃言われたものです。
私は、実はその一言がとても大切なんじゃないかなと思っています。子供に限らず、大人でも外では少なからず気を張って頑張っていますよね。一日の終わりに家のドアを開けるとき、うれしい気持ちで「ただいま」と鼻歌交じりで言うときも、思い通りにならずイライラしながら「ただいま」と吐き捨てるように言うこともある。お家の方には、ぜひ耳を澄ませて「ただいま」を聞いてほしいと思います。その日、その子がどんな一日を過ごしていたのか想像しながら。そして、「おかえり」と言ってください。帰ってきて「おかえり」と言ってくれる人がいる、自分を迎えてくれる人がいると、緊張していた気持ちがゆるんでなんだかホッとします。たった一言の言葉なのに不思議ですね。
 ぜひ、あなたの大切な人に、「おかえり」と言ってあげてください。『お疲れさま』『あなたのこと、大切に思っているよ』『無事に帰ってきてくれてありがとう』…の思いを込めて。自分の居場所があることは、『明日も頑張ってみるか』という気持ちにつながります。あなたがそこにいることが、大切な人の支えになると思います。

チェリーだより一覧へ戻る »

このページの上部へ