チェリーだより

つまんで ちぎって 楽しんで!

 

 子どもは大人に比べて手先が不器用ですよね。そこがまたかわいいところでもあります。今回は手や指先の発達についてお話したいと思います。

 手や指先を使った行為に、つまむ・ちぎる・丸める・通す・切る・折る・包む・落とす…色々なものが挙げられます。年齢が大きくなるにつれ、スプーンを持ったり、鉛筆を持ち筆圧の力加減ができるようになったり、おのずと成長していきます。では、小さいうちから手や指先が器用になるには、どんなことをすればいいのでしょう。一部だけですが、手や指先の使い方が上手になる遊びをご紹介したいと思います。

 まずはビンを用意し、そこにピンポン玉を『落とす』遊びです。まずはピンポン玉を上手にビンに入れられるか、そして落としたピンポン玉はコンコンと音を鳴らしてビンの中で弾みます。この弾んでいる動きや音も、子どもにとっては楽しい刺激です。

 次に『つまむ』遊びです。これはいたってシンプルで、シール貼りです。立体的ではないシールをつまんで剥がして、貼るときは指先から剥がして貼る。単純な動作に見えて、子どもたちにとってはなかなか難しい動作です。かわいいシールなど、子どもたちの好きなシールを用意してあげると良いかもしれません。

 、『ちぎる』遊びです。用意する物はビリビリに破られてもいい新聞紙や広告です。これを自由に好きなように気が向くままちぎっていきます。「大きくちぎってみよう」「小さくちぎってみよう」と声をかけてあげると、ちぎりかたのバリエーションも増えていきます。ちぎった広告や新聞紙はそのままのりを塗って『貼る』遊びに移行してもいいですし、花吹雪のようにして遊んでもOKです。

 忘れてはいけないのは、『遊び』なので楽しくすることです。そして、できたら褒めてあげること。子どもたちが楽しめない場合は、また次の機会に先延ばししてみましょう。

 アイデアしだいでたくさんの遊びを発明できるので、色々な遊びに挑戦してみてくださいね!

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