チェリーだより

子どものかんしゃく

子どもに泣かれたり、かんしゃくを起こされると、親は大変ですよね。お店で、子「これほしい~!」母「今日は買わないって言ったでしょ」子「ヤダ~!買って~!!」母「ダメなものはダメ」子「ギャ〰!!」、こんな親子のやり取りも、よくある光景です。
 子どもの泣きやかんしゃくは、親にとっては困りものですが、子どもの成長にとっては、なくてはならないものです。泣きやかんしゃくは子どもの「自己主張」であり、「こうしたい!」「これはイヤ!」などの自分の気持ちを表現しているのです。思いっきり泣く子どもは、自分の気持ちを素直に表現できる子であり、とても良いことです。
 こういう時、親がすぐに叱ってしまうと、子どもは自分の気持ちを分かってもらえなくて、余計に悲しくなったり怒ったりしてしまいます。大切なのは、「子どもの気持ち」をしっかり受け止めてあげることです。「そっか、これが欲しいんだね」「悲しいよね」等、子どもの気持ちを汲んで言葉にしてあげて、抱っこしたり頭をなでたりしながら、気持ちが少し落ち着くまで‘待って’あげましょう。子どもは、たとえ自分の主張が通らなかったとしても、気持ちを受け止めてもらえる体験を積み重ねていくと、「自分は認めてもらえている」「ありのままの自分でいいんだ」と自己肯定感が持てるようになります。
 日々、子どもの泣きやかんしゃくに対応するのはとてもエネルギーが必要ですが、将来、やさしくてたくましい 子供に育つために必要なプロセスと考えて、付き合ってほしいと思います。

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