チェリーだより
子どものあるある質問
「どうして月はついてくるの?」子どもの頃に疑問に思ったことのある方、いませんか?「どうして山は木がいっぱいなのに、緑じゃなくて青く見えるの?」とか「どうして海の水はしょっぱいの?」とか…。
子どもに質問される側になった今、正直なところ答えに困りますよね。まず、大人でもすぐには答えが分からない。もし答えを知っていたとしても、子どもに分かるように答えるにはどう伝えれば良いのか。
そんなときは、全ての質問にきちんと答えなくても大丈夫。分からないことについては、子どもと一緒に答えを探してみると良いかもしれません。すぐに答えを与えられるより、一緒に「〇〇だからかな?」と考えることによって子どもの想像力が育まれます。例えば「どうして海の水はしょっぱいの?」<どうしてだと思う?>「誰かが塩を入れたのかな?」<そうかもしれない!もしそうなら塩を入れたのは巨人さんかな?>「きっと巨人さんだよ!」<どれくらい塩を入れたのかな?>「たぶん宇宙くらい!」といった感じで。どんどん想像がふくらんでいきますね。
ちなみに…
「どうして月はついてくるの?」
人間の目の錯覚です。宇宙に一つしかない月が、たくさんいる人間の一人ひとりのあとをついて行くのは困難です。月は夜空にひとつ、明るく光っている存在です。そのため目立つので余計錯覚を覚えやすいのです。
「どうして山は青く見えるの?」
空気は透明に見えますが、実は太陽の光を浴びるとわずかに青く光ります。遠くの山と自分の現在地の間にある空気が青く光るため、遠くの山に青い空気のフィルターがかかって青く見えてしまうのです。
「どうして海の水はしょっぱいの?」
海の水にはたくさんの成分が溶け込んでいます。それらの多くの割合を占めるのが塩素とナトリウムです。そして、塩素とナトリウムが結合したものが塩化ナトリウム=塩です。だから海の水はしょっぱいのです。
どうですか?これらを子どもたちに分かるように解説するのは至難のわざ…と感じるのは私だけでしょうか。