よく「寄り添ってあげましょう」「寄り添うことが大事」などと言われますが、“寄り添う”とはどうすることなのでしょう。
インターネットで検索をすると、『物理的にぴったりとそばによること、また精神的に相手の気持ちを理解し共感すること』と出てきますが・・・自分が“寄り添う”側になると、つい、“なんとかしてあげたい”とか、“~してあげなきゃ”という気持ちが湧いてきて、「わかるよ」「大丈夫だよ」と励まして、「こうしたらいいよ」とアドバイスをしてしまうことも。また、話を聞く以外にどうしたらよいか分からないと、“自分には何もできない”と無力感を感じてしまうこともあるかもしれません。一方、自分が“寄り添ってもらえた”と感じるのはどんなときかと考えてみると、耳を傾けてくれる、批判しない、決めつけない、押し付けない、気持ちを尊重してくれる、そんな言葉が浮かびます。
寄り添うとは、正しい答えを伝えることでも、踏み込むことでもなく、相手を大切に思い味方となって、相手にとって安心できる他者になる、ということでしょうか。それはまた、答えを出さずに話を聞くこと、白黒つけずに感情を受け止めること、とも言えるかもしれません。現実的な解決が与えられなくても、人は、“寄り添ってもらえた”と感じるときに安心が得られるのではないかと思います。皆さんはどのように考えられますか。